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ランナーにとってランニングウォッチは必要か
昨日来院した学生と親御さんにランニングウォッチについて談義。
ランナーにとってランニングウォッチはとても重要です。
走行距離、ペース、心拍数、時間…
様々なデータを見ることができ、非常に僕自身も重宝しています。
そんな中、学生さんから『やっぱり心拍数が計れるランニングウォッチって必要ですか?』と言われたので、今回はその点をご説明。
結論として心拍計のランニングウォッチは必要です。
理由としては
- 自分の状態が分かる
- 練習の強度を客観的に知ることができる
- 感覚値と実測値を合わせることができる
この点があります。
正直なところ、どのランニングウォッチに関しても心拍計の精度は高いのかと言うと、多少なりの誤差はあります。
重要なのは定点観測することができることにあります。
同じ計測器のため、多少の誤差があったとしても同じものを使えば状態の把握が可能になります。
例えば、調子が悪い時に計測すると心拍数は高く出てしまいます。
逆に調子がいい時は普段よりも速いペースで走っても、そこまで高くない心拍を出すことがあります。
つまり、自分の状態を客観的に計測でき、それを自己感覚とすり合わせることで、調子を上げる際の再現性が高まります。
僕の例ではありますが、寝ている時の心拍数が42の数値が出ているとき、パフォーマンスが高いことが分かります。
逆に睡眠時の心拍数が52だと疲労が抜け切れていないことが分かり、練習のパフォーマンスが低いことが分かります。
心拍数という客観的なデータを元に自分の状態を把握できるので、心拍計が計れるランニングウォッチは持って損しないものです。
後は、どのメーカーがいいに関してですが、ここは正直好みです。
個人的に間違いないメーカーはガーミンです。
ガーミン
元々GPSのメーカーで日本のシェア率No.1です。
ランニングダイナミクスを計測でき、ランニングの質が分かります。
本体の使用感、アプリの使用感の使い勝手は非常に良いです。
ポラール
医療機器メーカーのため、光学心拍計としては優れた性能を有しています。
胸バンドの心拍計で有名なメーカーでトップアスリートで愛用されています。
スント
フィンランド発のメーカー。
登山家向けに堅牢性の高いコンパスを作っており、登山やトレッキングなどに重宝するスマートウォッチを展開しています。
そのため、トレイルランの方におすすめのメーカーです。
カロス
アメリカ発の新興メーカー。世界記録保持者のキプチョゲなどのトップランナーが使用しているランニングウォッチ。
業界初のトラックランモード搭載しており、競技場でのランでも正確な距離を測定可能。
他にもランニングパワー、筋トレメニュー構成などできる。
自分の中で一番合うと思うやつが結果として長く重宝できますので、お選びの際は自分自身で求める機能、使い勝手を確認してから購入することをお勧めします。
何買えばいいか分からないという方はガーミンのエントリーモデルのフォーアスリート55がコスパ良いですのでご参考までに。