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左第5指基節骨骨折
先日の水曜日は急患ラッシュ。
そのうち、一人が骨折の疑いのある患者さん。
年末の骨折の患者さん同様の同じ部位である左第5指基節骨の骨折の疑い。
限局性圧痛(+++)、腫脹(+++)、熱感(++)、変形があり、これは病院でレントゲンを送らないといけないなと思い、すぐに整復し簡易固定を施して送りました。
診断結果はやはり左第5指基節骨の骨折でした。
指の骨は突き指だと思っても実は折れていることが多い部位でもあります。
末節骨の終止腱の断裂、末節骨骨折のマレットフィンガー、親指のベネット骨折、今回のような基節骨骨折など、突き指と思って放置していたら取り返しのつかないことになることもしばしばあります。
もしお子さんが突き指した時、突き指だからほっとけとするのではなく、一度ちゃんと専門の医療機関で診てもらうことを強くお勧めします。
また、もし骨折しているのであればちゃんとした治療を受けて頂くことが必要です。
骨折を放置して治るほど甘いものではありません。
骨折の大変なところは骨をくっつけることだけではありません。骨をくっつける間、必ず固定を施します。となるとその部位は原則動かさないことになり、どうしても拘縮が起こります。
拘縮が起これば関節の可動域は狭くなるだけでなく、指の骨折では手の平の筋肉が強く硬くなりますので、それをいち早く取り除く必要性があります。
当院では骨を治す治療器としてLIPUS(低出力超音波パルス療法)があり、初期段階から電気治療を行うことが出います。このLIPUSは骨の癒合期間を40%短縮させることができると論文に出るくらい優れた物療機器です。
それに加え、拘縮箇所を曲がりやすくするようにマッサージを施し、再固定するので治りも非常に早くなります。
もし怪我してしまったら、当院にお任せください。
最大限早く良くなるようサポート致しますので、宜しくお願い致します。