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脊柱管狭窄症
今日来院した患者さん。
脊柱管狭窄症で一時は症状が重く、手術をしようかなと考えたほどの方。しかし、なるべく保存的に行きたいとことで当院に来院。
診てみると右足に神経症状が出ており、腰椎も変形が見られました。
各種検査をして、確かに脊柱管狭窄症の症状でしたが、この方の場合はまだ手術するレベルではなかったです。
本人にも筋力がありますし、まだ手術しなくても大丈夫ですよ! とお伝えしました。
脊柱管狭窄症の方の場合、余程の変形が見られなければ保存的に対応は可能です。しかし、狭窄箇所である腰椎は既に変形しており、骨の変形を治すことは不可能です。
ですので、狭窄箇所にこれ以上の圧力がかからないようにすることが大事。
人間の体は変形したとしても適応する能力が備わっており、その他の箇所を整えることで狭窄部位の負担を減らし、神経症状を落ち着かせることが可能です。
この方の場合、背中の丸みが強く、猫背が強くなっていました。
脊柱管狭窄症の方は猫背の傾向が強く、猫背になると腰椎が前屈され、より一層腰椎がつぶれてしまいます。
すると腰椎は更に変形し、悪循環に繋がってしまいます。
大切なのは今の体を可能な限り維持しつつ、狭窄部位に負担がかからないようにすることが先決です。
この方には猫背矯正を受けて頂きました。
丸まった背中と後傾気味の骨盤がフラットになり、背筋が伸びるようになりました。
今現状の理想とする姿勢に矯正することで、狭窄部位への負担は限りなく減ってきます。
現に、この方は翌日の治療の際に今までは間欠性跛行により、所々で休まないといけなかったですが、休まずに当院に来れたと喜んでおりました。
狭窄症の方ももうだめだと諦めず、今できることは必ずあります。あきらめなければ道は開けますので、脊柱管狭窄症でお悩みの方が一度当院までご連絡ください。